
本記事では、「どんなことに、どれくらいのお金がかかるのか」といったポイントをおさえます。
結婚にかかる費用の内訳と相場
指輪
結婚指輪
夫婦2本分の平均金額は約31.3万円です。
年齢別では、20代が平均30.8万円、30代が平均32.5万円。
年齢が上がるにつれて費用も増加する傾向があります。
男女別では、妻の指輪が平均17.1万円、夫の指輪が平均14.1万円と、女性用の指輪の方が高価になる傾向があります。※結婚スタイルマガジントレンド調査2024」
婚約指輪(エンゲージリング)
全国的な平均相場は約35万円前後とされています。
年齢別では、20代が平均31.5万円、30代が平均37.1万円と、こちらも年齢が上がるにつれて費用も増加する傾向があります。
結婚式・披露宴・パーティー
- 会場費用
- 演出費用
- 料理・飲み物費用
- 会場の装飾費用
- 衣装費用
- 美容・エステ費用
- 写真・映像費用
- ペーパーアイテム
- 引出物代
- サービス料
- ウェディングフォト
- その他(二次会・持ち込み料)
披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の平均は52.0人で、結婚式を含めた総額の平均は343.9万円という結果となっています。
※2『ゼクシィ結婚トレンド調査2024』
平均ということで、中には結婚式を挙げなかったカップルや、家族や親しい友人だけのアットフォームなお食事会を実施したカップルも。
ハネムーン
- 宿泊費
- 交通費
- お土産費
- その他(ツアーガイド費)
また、ハネムーンにかかる費用の平均はお土産代を除き、国内旅行30.8万円、海外旅行90.9万円、新生活の準備は、引越し代や家具購入費などで平均95万3700円との結果になっています。
※3『ゼクシィ新生活準備調査2018』
新生活
- 家賃または購入費
- 家具・家電、生活雑貨の購入費
- 引越し費
このようにリスト化すると、全体像が把握しやすくなります。
結婚費用を抑えるためのポイント

お二人らしさを演出する部分にはしっかりと費用を投じ、優先順位の低いところで効果的に抑える工夫が大切です。
シーズンオフを活用する
結婚式の費用は、シーズンによって大きく変動します。
特に、春や秋の人気シーズンは価格が高くなる傾向にあります。
シーズンオフ(冬や梅雨の時期)を選ぶことで、同じクオリティの式でも、20%〜30%程度費用を抑えられることがあります。
季節の花や料理を取り入れることで、より季節感を出しつつ、費用を抑えることも可能です。
規模をおさえる
結婚式ではゲストの人数が多くなるほど、料理代や引出物、会場の広さなど、費用が増えていきます。
ご家族や親しい友人だけで行えば、アットホームな雰囲気で絆を深めることができるだけでなく費用も抑えることができます。
選択で工夫する
結婚式場の選び方も、費用を抑えるポイントです。
大手の式場よりも、独立系の会場や少人数対応の会場を選ぶことで、よりコストを抑えられることがあります。
さらに、持ち込みアイテム(ドレス、カメラマン、装飾など)を許可している式場もあり、自分たちで用意できるものを持ち込むことで費用を節約できます。
DIY(自分で作る)を取り入れる
ウェディングアイテムの中には、手作りできるものがたくさんあります。
例えば、招待状や席札、プチギフトなどは、自分たちで作ることで費用を抑えられます。
最近では、ネットでDIYキットを購入したり、アイデアをインターネットで探したりして、オリジナルで可愛いアイテムを作ることができます。
プロのサービスを見直す
プロに依頼するサービスも大切ですが、意外とカットできるものがあります。
例えば司会者を使わずに、友人や親族にお願いすることで、数十万円を削減できます。
お金をかけずに無理なく費用を抑える方法を考えてみましょう。
監修者情報:芳川 宏輔


結婚×お金のプランニング
をFPが監修したシリーズです。